RUN BY LIXIL Publishingheader patron logo deviderLIXIL Corporation LOGO
>

倉石信乃 (クライシ・シノ)

1963年生まれ。明治大学大学院理工学研究科新領域創造専攻ディジタルコンテンツ系准教授/近現代美術史・写真史。明治大学大学院理工学研究科。

(最終更新:2010年4月1日)

> 10+1 DATABASE内「倉石信乃」検索結果 (10件)

[写真のシアトリカリティ 1]

自分の顔を見る | 倉石信乃

Looking at My Face | Kuraishi Shino

1 スペクタクルは、視線の権力を行使することをわれわれに教育する、政治的かつ時間制約的なイヴェントの謂いにほかならない。しかしスペクタクルには、見る者と見られる者の安定的な視線の構図を突き崩す趣向が絶えず盛り込まれる。写真家が、向こう側から「見つめ返す」視線の持ち主を典型的に擁する、例えば「動物園」のような場に歴史的に...

『10+1』 No.26 (都市集住スタディ) | pp.33-35

[写真のシアトリカリティ 4]

壁はチョークで書かれてあった──ブレヒトの「フォトグラム」 | 倉石信乃

The Wall was Written with Chalk: Brecht's "Photogram" | Kuraishi Shino

1 昨年の九月一一日、ハイジャックされた旅客機がビルに衝突するテレビ画像が雄弁に物語っていたことは、「決定的瞬間」が未だ存在し、それは映像化されうるというメディアの自負である。少なくとも私たちの目が飽きるまでは、徹底的に反復されるシークエンシャルなフッテージに組み込まれたカタストロフィックな瞬間は、依然として使用価値を...

『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.29-32

[写真のシアトリカリティ 2]

すでに開かれたファイルの中身 | 倉石信乃

The Contents of the Already Opened File | Kuraishi Shino

1 水戸芸術館で先頃開催された「川俣正──デイリーニュース」は、出色の展観だった。一五〇トンの新聞紙(水戸市で一週間に消費される相当量という)を展示室に持ち込むというプランは、ホワイト・キュービック空間に対する直示的な異化と、日常一般に対する隠喩的な異化とを充分に果たしていた。この二重の衝撃的な異化は、川俣の造形的なメ...

『10+1』 No.27 (建築的/アート的) | pp.31-34

[写真のシアトリカリティ 5]

デュナミスとしての空き地 | 倉石信乃

Terrain Vague as Dynamis | Kuraishi Shino

1 マイケル・フリードがその初期の論文「芸術と客体性」(一九六七)のなかで、六〇年代美術における悪しき因子を、「シアトリカリティ」なる評語で示したことはよく知られている★一。この一語の成立は、ある特定の作品を評定する際に、現前の効果と現前性そのものを弁別するという、際どい論理的な手続きを前提とする★二。そしてこの手続...

『10+1』 No.30 (都市プロジェクト・スタディ) | pp.31-33

[写真のシアトリカリティ 3]

汚い白で空を塗れ | 倉石信乃

Paint the Sky a Dirty White | Kuraishi Shino

1 空(そら)の写真は、たいてい雲や陽光や手前に配される樹木の写真であって、純粋な空の写真なるものは実際、存立しがたい。ここに、写真的なミニマリズムを想定することの「虚しさ」がある。写真は、いつも何物かの写真であり、指示対象を欠いた写真は、ほとんどただの薄い平面的な物質であるにすぎない。しかしこの虚しさの中に可能性を見...

『10+1』 No.28 (現代住宅の条件) | pp.35-37

[論考]

Ruin/Desolation Row──廃墟と写真をめぐって | 倉石信乃

Ruin/Desolation Row: On Ruins and Photography | Kuraishi Shino

1  一九世紀の建築写真 建築は、写真にとって発端からすでに主要なモティーフのひとつであった。二人のジェントルマン・サイエンティスト、ニエプスとタルボットの最初期の写真を想起しよう。ニエプスによる窓から見える納屋と鳩舎の眺め[図1]、タルボットによる格子窓の映像は[図2]、写真の起源として長く記憶されてきた。そのいささ...

『10+1』 No.23 (建築写真) | pp.83-96

[記録・抵抗・記憶 3]

「南島」へ/「南島」から(下) | 小原真史

To the South Islands/ From the South Islands (II) | Masashi Kohara

...phers’ gallery講座「再読・中平卓馬」小原真史+倉石信乃+北島敬三(『photographers’ gallery press』No.6所収...

『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.39-43

[日本]

37:ホンマタカシ:郊外から建築・環境へ──ホンマタカシの写真をめぐって | 倉石信乃

Takashi Homma: From Suburb to Architecture and Environment. Through Photographs by Takashi Honma | Kuraishi Shino

1962年生まれ。写真家。84年、日本大学芸術学部写真学科を中退しライトパブリシティ入社。91年の退社後、ロンドンに滞在。帰国後、広告写真や雑誌などで活躍する。 『TOKYO SUBURBIA』(光琳社出版、1998)で第24回木村伊兵衛賞受賞。写真集=『Hyper Ballad: Icelandic Suburban...

『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.168-169

[建築を拓くメディア]

建築写真を拡張する三人の写真家 | 福屋粧子

3 Photographers' Challenge: the Extension of Architectural Photography | Fukuya Shoko

あなたの利き目は右? 左? と訊かれて、迷わず即答できる人はそんなに多くないだろう。近くの物を見ながら片方ずつ目を閉じて、両眼で見ているときと同じ映像が見え...タログである。文中のインタヴュー引用部分は倉石信乃「Ruin/ Desolation Row──廃墟と写真をめぐって」『...

『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.140-141

[対談]

都市の皮膜/身体の皮膜 | 鷲田清一田中純

City's Membrane, Body's Membrane | Kiyokazu Washida, Tanaka Jun

...りました。その際、身体と都市をそれぞれの「クライシス」において交錯させるところから手がかりが... ...については、鷲田さんが『大航海』の「身体のクライシス」(No.53、特集「身体論の地平」、二〇〇五)...

『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.54-69

>10+1編集部推薦

著書・関連書籍

倉石 信乃, 新畑 泰秀, 柏木 智雄『失楽園 風景表現の近代1870‐1945
(大修館書店、2004年10月)

倉石 信乃『反写真論
(河出書房新社、1999年10月)