RUN BY LIXIL Publishingheader patron logo deviderLIXIL Corporation LOGO
>

マルチチュード (Multitude)

マルチチュード(Multitude)。中央的な制御が及ばない群衆=多数性、ラテン語 multitudo は「多数」と「民衆」の両方の意味で使われる。
概念である。マキャベリやスピノザによって使われた政治概念だが、最近では、アントニオ・ネグリとマイケル・ハートの帝国論を契機として注目を集めている。グローバルな帝国に対抗する、対抗的ネットワークの総体。

> 10+1 DATABASE内「マルチチュード」検索結果 (9件)

[論考]

都市に抗する都市 小都市の多数性と可能性をめぐって | 南泰裕

Regarding the Multitudinous and the Possibility of a Small City | Minami Yasuhiro

...間、アントニオ・ネグリが描き出していた「マルチチュード」の概念が、都市のイメージと絶えず深く... ...たい誘惑に、かられ続けた。ネグリの語る「マルチチュード」は、内在性の哲学を展開したスピノザの...

『10+1』 No.31 (コンパクトシティ・スタディ) | pp.109-122

[都市表象分析 14]

帝国と都市──方法の問題 | 田中純

Empire and Cities: Problems of the Method | Tanaka Jun

...おいては、例えばアウグスティヌスを引いてマルチチュードという「新しい国(都市)の特異な力」に... ...は、アウグスティヌスに倣って、〈帝国〉とマルチチュードを互いに折り合わされ混ざり合った二つの...

『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.2-11

[建築を拓くメディア]

建築と思想の離接について:四つの系をめぐる八つのキーワード | 南泰裕

Disjunction of Architecture and Idea: The Eight Keywords for Four Systems | Minami Yasuhiro

...ここからは、「グローバリゼーション」と「マルチチュード」という言葉が見え隠れしている。 そして... ...界と経済〉の系──グローバリゼーション、マルチチュード メディア・テクノロジーの進展と国民国家...

『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.106-110

[翻訳]

何が(実際のところ)なされるべきなのか?──MVRDVの理論的コンセプト | バート・ローツマ松田達桑田光平

What is (really) to be Done?: The theoretical concepts of MVRDV | Bart Lootsma, Matsuda Tatsu, Kohei Kuwada

...や段階と、決断力のある個人からなる群衆=マルチチュードに突き動かされたこの新しい〈帝国〉との... ...=『〈帝国〉──グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性』水嶋一憲+酒井隆史+浜邦彦+...

『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.136-148

[論考]

要塞化する街路──監視テクノロジーと対抗的な文化実践 | 毛利嘉孝

Fortification of the Street: Monitoring Technology and Counter-Cultural Practice | Mori Yoshitaka

...いたパオロ・ヴィルノは、最近翻訳された『マルチチュードの文法——現代的な生活形式を分析するた... ...ci/tech/ 1789157.stm ★三——パオロ・ヴィルノ『マルチチュードの文法——現代的な生活形式を分析するた...

『10+1』 No.34 (街路) | pp.106-112

[Urban Tribal Studies 9]

TJの言葉はどこにあるのか? II──群衆と力 | 上野俊哉

How Does TJ Speak? II: Crowd and Power | Ueno Toshiya

今回も前回に引き続き、TJ(Text Jockey)という位置=立場について考えるために、最近出版、発表されているクラブやレイヴカルチャーについてのいくつかの著...terではありえない。スピノザが「群衆=多数性」multitudeを彼の政治哲学の基本にすえているのは、複数...

『10+1』 No.21 (トーキョー・リサイクル計画──作る都市から使う都市へ) | pp.187-198

[グローバリズム 3]

植民都市と散逸する主体 | 八束はじめ

The Colonial City and the Scattering of the Subject | Yatsuka Hajime

1 ロンドン 一九九一 浅田彰は西欧での現代日本文化の見方に関しては二つのオリエンタリズムの危険があるという。一つは安藤忠雄の建築に日本を見出すという古いタイプ...なりステートなりとして捉えるのでなく、「マルチチュード」(の重層的な集合?)として見るのだと...

『10+1』 No.33 (建築と情報の新しいかたち コミュニティウェア) | pp.225-236

[Urban Tribal Studies 16]

トライバル・ウォリアーズ、あるいは「新しい野蛮人」? | 上野俊哉

A Tribal Warriors or "New Barbalian" ? | Ueno Toshiya

足かけ四年にわたって連載してきた、この「アーバン・トライバル・スタディーズ」にも前回と次回で一応の区切りをつけておこうと思う。今回はトライブ概念をめぐる反省、再...ければならない。ネグリの言う「多数性=群集」Multitudeが実際に生きている現場(シーン)とその陣型...

『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.225-234

[翻訳]

新加被歌的路(シンガポール・ソングラインズ)☆一──ポチョムキン・メトロポリスのポートレート あるいは 三〇年のタブラ・ラサ | レム・コールハース太田佳代子八束はじめ

Singapore Songlines: Portrait of a Potemkin Metropolis... or Thirty Years of Tabula Rasa | Rem Koolhaas, Kayoko Ota, Yatsuka Hajime

風水:もとの場所に居つづける限り地主の繁栄はつづくという古い中国信仰。 シンガポールのグリーンプラン:われわれはブルドーザを適正な場所に導きたい。 リー・クァン...に示している。それは「人民に広く与え、群衆体multitudeに手を差し伸べよ」★三一という、儒教の格言...

『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.173-197