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グローバリゼーション (Globalization)

社会的、文化的、商業的、経済的活動の世界化または世界規模化。経済的観点から、地球規模で市場経済化が進んでいく現象。20世紀後半、社会主義計画経済に勝利を収めた資本主義自由経済、特にその中核であったアメリカが、世界経済の一極化、単一化を計って推し進めている政策であるため「アメリカにゼーション」とも呼ばれる。

> 10+1 DATABASE内「グローバリゼーション」検索結果 (86件)

[翻訳]

スーパーモダニズム | ハンス・イベリングス佐藤美紀

Supermodernism | Hans Ibelings, Sato Miki

...のが「グローバリゼーション」とひとくくりにされる複合的な現象である。グローバリゼーションの過... ...terdam※本論文はSupermodernism: Architecture in the Age of Globalization, NAi Publishers, 1997. 所収の章”Supermodernism” を縮...

『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.181-191

[インタヴュー]

アルゴリズム的思考の軌跡をめぐって | 磯崎新柄沢祐輔

In the Footsteps of Algorithmic Thinking | Isozaki Arata, Yuusuke Karasawa

...えないか、目下妄想しているのです。 グローバリゼーションにおける“島”と身体性 柄沢──『10+1... ...7で磯崎さんは今のハイパーシティ状況やグローバリゼーションの状況はまだ従来の都市論が描ききれて...

『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.72-81

[批評]

ジオポリティクスの終焉?──世紀末の複数的プロブレマティックに関する諸考察 | ジェラルド・トール篠儀直子

At the End of Geopolitics?: Reflections on a Plural Problematic at the Century's End | Gerald Toal, Shinogi Naoko

...」★六。けれどもラトワックの熱狂も、グローバリゼーションの宣伝屋、たとえば大前研一のように、... ...76; Stephen Gill, "Globalization, Democratization, and the Politics of Indifference," in J. Mittelman, ed., Globalization: Critical Reflecti...

『10+1』 No.13 (メディア都市の地政学) | pp.200-212

[インタヴュー]

「桂」/タウト──重層的なテクストとしての | 磯崎新日埜直彦

KATSURA/ Taut: As a Multilayered Text | Isozaki Arata, Hino Naohiko

...させたとは言えるんじゃないですか。 グローバリゼーションとリージョナリズム 日埜──もうひとつ... ...『建築における「日本的なもの」』で「グローバリゼーション状態のなかに沈殿物が発生し、これが〈...

『10+1』 No.42 (グラウンディング──地図を描く身体) | pp.147-157

[建築を拓くメディア]

建築と思想の離接について:四つの系をめぐる八つのキーワード | 南泰裕

Disjunction of Architecture and Idea: The Eight Keywords for Four Systems | Minami Yasuhiro

...、〈世界と経済〉の系。ここからは、「グローバリゼーション」と「マルチチュード」という言葉が見... ...ーロマンサー』〈世界と経済〉の系──グローバリゼーション、マルチチュード メディア・テクノロジ...

『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.106-110

[批評]

デジタル・アーバニズムはいかに都市的か?──プログラム化された双方向性への批判に向けて | ヴァルター・プリッゲ大口晃央吉田治代

Wie urban ist der digitale Urbanismus?: Zur Kritik der programmierten Interaktivitat | Walter Prigge, Okuchi Akio, Yoshida Haruyo

...徴していくことが、現代の経済と文化のグローバリゼーション進行の過程で消滅していく「リアルな」... ...ン『新たな中心性──テレマティックとグローバリゼーションの帰結』★七)には、ローカルで地方的...

『10+1』 No.17 (バウハウス 1919-1999) | pp.81-89

[対談]

グローバル・シティ・スタディーズの諸相 | 今村創平八束はじめ

Aspects of the Global City Studies | Imamura Sohei, Yatsuka Hajime

...グローバリゼーションと呼ばれる状況です。これはひとつのアメリカ化ですが、グローバリゼーション... ...以上の力をもたない。ジェイムソンが「グローバリゼーションと建築」(『The Domestic and the Foreign in Archit...

『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.217-227

[Urban Tribal Studies 1]

アーバン・トライブとは何か?──グローバリゼーションとトライバリゼーションの往還の地平 | 上野俊哉

What Is Urban Tribe ?: The Interactive Horizons of Globalization and Tribalization | Ueno Toshiya

...は比較的一般的なものであり、それは「グローバリゼーションの時代と社会は同時に部族化(tribalization... ...に述べたトライブの第二の用法、つまりグローバリゼーションの単なる裏面ではない次元を見ているこ...

『10+1』 No.13 (メディア都市の地政学) | pp.225-234

[座談会]

「新しい地理学」をめぐって──地図の解体、空間のマッピング | 水内俊雄大城直樹多木浩二吉見俊哉

On New Geography- Dismantling the Map, Mapping Space | Toshio Mizuuchi, Naoki Ohshiro, Taki Kouji, Yoshimi Syunya

...ます。もっと大きな社会状況としては、グローバリゼーション/ローカリゼーションという問題がある... ...れば、グローバリゼーションを時間と空間の縮減として捉えていく視座は、グローバリゼーションに対...

『10+1』 No.11 (新しい地理学) | pp.64-84

[インタヴュー]

景観の現在──グローバリゼーションのなかでの変容 | 隈研吾今村創平

Contemporary Landscape: Transformation in Globalization | Kuma Kengo, Imamura Sohei

...要因となっているのはお金の流動化──グローバリゼーション、脱領域化──が徹底して、それと表参... ...界全体にとっても表参道は非常に面白いグローバリゼーションのテキストブックとして出現したのでは...

『10+1』 No.43 (都市景観スタディ──いまなにが問題なのか?) | pp.82-93

[プロジェクト・スタディ]

領域/公共圏──阿部仁史┼小野田泰明の思索/活動から | 小野田泰明

Territory/Public Sphere: From the Meditations and Works of Hitoshi Abe and Yasuaki Onoda | Yasuaki Onoda

...国への敵意、もしくはそこを中心としたグローバリゼーションに対するカウンターであると説明されて... ...現代社会においては、経済市場の拡張(グローバリゼーション)と行政機構の自己肥大が誘発されるこ...

『10+1』 No.25 (都市の境界/建築の境界) | pp.73-89

[批評]

地図のない都市 | イアン・チェンバース遠藤徹

Cities wihtout Maps | Iain Chambers, Toru Endo

...すことはできない。このような今日の「グローバリゼーション」のもっとも明確なシンボルは、都市や... ...uction' in Mike Featherstone(ed.), Global Culture. Nationalism, Globalization and Modernity, London, Newbury Park & New Dehli, Sage, 1990. ...

『10+1』 No.11 (新しい地理学) | pp.105-120

[現代建築思潮]

[討議/ブックガイド] 建築情報の受容再考 「正統性」から「生産性」へ/文化の受容・翻訳・発信を考察するためのブックガイド20 | 今村創平今井公太郎日埜直彦吉村靖孝

From Orthodoxy to Efficiency/ 20 Book Guides for the Study of Reception, Translation and Transmission of Culture | Imamura Sohei, Imai Kotaro, Hino Naohiko, Yoshimura Yasutaka

...よるグローバリゼーション化した背景を受けて、西洋中心という単に一様なグローバリゼーションでは... ...なく、漢字というモデルを通じて別のグローバリゼーションの可能性を志向している。 [佐々木一晋]...

『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.47-54

[Urban Tribal Studies 11]

学び/まねび逸れる野郎ども | 上野俊哉

Unlearning to Raver | Ueno Toshiya

...とを単なる感想や印象としてではなく、グローバリゼーションやポスト植民地的状況を勘案しつつ、理... ...提起は、だからこそポスト植民地状況とグローバリゼーションの「現在」の批判と、そうした現状への...

『10+1』 No.24 (フィールドワーク/歩行と視線) | pp.214-224

[集中連載 2]

思想史的連関におけるル・コルビュジエ──一九三〇年代を中心に 2 | 八束はじめ

Le Corbusier in Relation to History of Architectural Theory: The 1930s 2 | Yatsuka Hajime

...士翁「総力戦からグローバリゼーションへ」(伊予谷登士翁編『グローバリゼーション』[作品社、二... ...制からグローバリゼーションへ」(山之内+酒井直樹編『総力戦体制からグローバリゼーションへ  グ...

『10+1』 No.39 (生きられる東京 都市の経験、都市の時間) | pp.194-207

[批評]

ヨーロッパの都市の倫理 | ポール・トレノア加藤茂生

An Urban Ethic of Europe | Paul Treanor, Kato Shigeo

...中させてきたのである。 ● 技術革命、グローバリゼーション、情報の経済、という三つのプロセス★... ...いは五つの基本的なプロセス★三。 ● グローバリゼーションとグローバル/ローカルの二重性★四。 ...

『10+1』 No.13 (メディア都市の地政学) | pp.185-199

[都市表象分析 6]

箱をめぐる戦略──都市のレディ・メイド | 田中純

A Strategy for the "Box": Urban Ready-Made | Tanaka Jun

...─アンドレ・ブルトン『ナジャ』より3 グローバリゼーションというブラック・ボックス ベンヤミンに... ...、その基調は土星の星のもとにある。 「グローバリゼーション」はこの寓意家が造った観念の箱に与え...

『10+1』 No.24 (フィールドワーク/歩行と視線) | pp.2-10

[資料]

コンパクトシティを考察するためのブックガイド | 岡部友彦坂口祐山雄和真

Book Guide for Studying Compact City | Okabe Tomohiko, Sakaguchi Yu, Yamao Kazuma

...スの出現を説く彼の言説からは、現在のグローバリゼーション化した世界に対する鋭い先見性を感じる... ...S] MVRDV, META CITY/DATA TOWN, 010 Publishers, 1999  グローバリゼーション&アーバニゼーション  都市化や居住の...

『10+1』 No.31 (コンパクトシティ・スタディ) | pp.165-168

[Urban Tribal Studies 16]

トライバル・ウォリアーズ、あるいは「新しい野蛮人」? | 上野俊哉

A Tribal Warriors or "New Barbalian" ? | Ueno Toshiya

...者は、むしろザグレブでも主流である。グローバリゼーションは独立と内戦まもないこの国でも強力に... ...てきた概念を使っている。グローバリゼーションは反グローバリゼーションに出会わざるをえないし、...

『10+1』 No.29 (新・東京の地誌学 都市を発見するために) | pp.225-234

[グローバリズム 1]

ポストスクリプト?──グローバリズム論の前提 | 八束はじめ

Postscript?: An Assumption of Globalism | Yatsuka Hajime

...二郎が、グローバリゼーションは一様ではなく、西洋中心ではない別のグローバリゼーションもありう... ...六、所収)。 ★四──伊予谷登士翁編『グローバリゼーション』(作品社、二〇〇二)など。 ★五──...

『10+1』 No.31 (コンパクトシティ・スタディ) | pp.209-216

[都市環境の文化政治学 1]

「場所」の変幻 | 金森修

Metamorphosis of "place" | Kanamori Osamu

...むというのも、なかなか楽しい経験だ。グローバリゼーションの世界のなかで、人はこれまでにないく... ...隣環境を通して自己を磨き上げていく。グローバリゼーションの世界のなかでも、それは根元的な事実...

『10+1』 No.26 (都市集住スタディ) | pp.22-24

[現代建築思潮]

討議:建築家の有名性の生産、流通および消費 | 南後由和成実弘至日埜直彦今井公太郎今村創平吉村靖孝

Producing, Distributing and Consuming Architectural Fame | Yoshikazu Nango, Hiroshi Narumi, Hino Naohiko, Imai Kotaro, Imamura Sohei, Yoshimura Yasutaka

...るといった現象があります。このようなグローバリゼーション/スターアーキテクト・ネットワーク/... ...ンドが建築に目を向けていますから、「グローバリゼーションとブランディング」、「建築と表象」と...

『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.27-44

[論考]

ニューアーバニティーについて | 米田明

On New-Urbanity | Yoneda Akira

...を検討することは、加速度的に進行するグローバリゼーションのもとでの国家の枠組みを凌駕する市場... ...である。結果的にそ のモデルの変化は、グローバリゼーションの進展と同時にローカリゼーションの促...

『10+1』 No.26 (都市集住スタディ) | pp.153-157

[論考]

空間の政治学──文化研究における空間の諸概念について | 上野俊哉

The Politics of Space: On Several Concepts of Space in Cultural Studies | Ueno Toshiya

...ても、それは一般に「グロ─バリゼ─ション(globalization)」の問題として設定されている。グロ─バリ... ...九三年、福武書店)。 ★九──Roland Robertson, "Globalization, Social Theory and Global Culture", SAGE,  1994. ★一○─...

『10+1』 No.04 (ダブルバインド・シティ──コミュニティを超えて ) | pp.33-51

[1990年代以降の建築・都市 3]

反フラット建築論に抗して | 五十嵐太郎

Agaist Anti-Flat Architecture | Igarashi Taro

...よれば、情報技術の爆発的な進化を伴うグローバリゼーションは、「歴史の終焉」よりも「空間の終焉... ...意図せざる共犯関係を指摘する。まず、グローバリゼーションの時代において資本は顔の見えない存在...

『10+1』 No.27 (建築的/アート的) | pp.142-153

[グローバリズム 3]

植民都市と散逸する主体 | 八束はじめ

The Colonial City and the Scattering of the Subject | Yatsuka Hajime

...士翁「総力戦からグローバリゼーションへ」(伊予谷登士翁編『グローバリゼーション』作品社、二〇...

『10+1』 No.33 (建築と情報の新しいかたち コミュニティウェア) | pp.225-236

[インタヴュー]

丹下研究室から独立した頃およびル・コルビュジエ受容をめぐって──一九六〇年代の都市計画とプロセス・プランニングへの過程 | 磯崎新日埜直彦

After Independence from the Tange Kenzo Studio, and the Reception of Le Corbusier: Urban Planning in the 1960s and History of Process Planning | Isozaki Arata, Hino Naohiko

ル・コルビュジエとミース・ファン・デル・ローエ受容をめぐって 磯崎新──いわゆるモダニズムの受容過程が日本の現代建築の始まりとしていま注目されているように見えま...ていったそれぞれの国のモダニズムを、グローバリゼーションがいきわたって全世界が均質化された今...

『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.172-181

[インタヴュー]

磯崎新インタヴュー 破壊と救済のメトロポリス | 磯崎新五十嵐太郎南泰裕

An Interview with Arata Isozaki: The Destructive and Restorative Metropolis | Isozaki Arata, Igarashi Taro, Minami Yasuhiro

...、いまはそのすべてが同時性──それがグローバリゼーションと言うのかもしれませんが──として存... ...を通した建築と哲学・思想との対話や、グローバリゼーションのゆくえ、あるいは今後注目すべき建築...

『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.54-67

[論考]

無印な風景──九〇年代、OMA/レム・コールハースのアーバニズム | 上原雄史

Generic Landscape: The Urbanism of OMA/Rem Koolhaas, 90s | Uehara Yushi

...ア・サッセンは、九〇年代の社会の核はグローバリゼーションだと主張する★一〇。九〇年代OMA/コー... ...D 7,1996. ★一〇──サスキア・サッセン『グローバリゼーションの時代──国家主権のゆくえ』(伊豫谷...

『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.165-172

[ブック・レヴュー]

ジャック・デリダ『コーラ──プラトンの場』 「場」のおののきを聞く | 廣瀬浩司

Jaques Derrida, "Khoa": Recognize Baeven on Ortes | Hirose Koji

「コーラ」とは、プラトンの宇宙創世論『ティマイオス』の用語で、場所のこと、それもたんなる空虚な場ではなく、そのなかに何かがあったり、誰かが割り当てられて住んでい...技術やバイオテクノロジーに支えられたグローバリゼーションの結果として外在的に語ることもできな...

『10+1』 No.35 (建築の技法──19の建築的冒険) | pp.44-46

[ポピュラー文化としての都市空間 4]

スケーターが住む街 | 矢部恒彦

The City Where Skaters Live | Tsunehiko Yabe

(六本木ヒルズは)スケボーのためにあるようなもんだよ。 祖師谷パークの地元スケーター(ローカル) スケボーをもって外にでれば、そこから広がっていくのは今まで気...ケートボーディング・建築そして街』 グローバリゼーションが進むなか、サービス業とりわけFIRe(Finan...

『10+1』 No.35 (建築の技法──19の建築的冒険) | pp.32-34

[インタヴュー]

「アーキラボ」/あるいは建築のキュレーションについて | マリ=アンジュ・ブレイエ今村創平

"ARCHILAB"/Or Curate an Architecture | Marie-Ange Brayer, Imamura Sohei

「アーキラボ」について 今村創平──マリ=アンジュさんは「アーキラボ」展に関連して多くのインタヴューを受けられ、すでに質問されることにはうんざりされていることと...はありましたが、都市をテーマとして「グローバリゼーション」その他のことを話し合いました。 今村...

『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.150-158

[スキマ学会通信 1]

スキマ学のはじまり | 中村政人

Begining of Sukima Study | Masato Nakamura

私の家の窓から右隣の家の窓が見える。窓は微妙に半分くらいずれて、右に開けたときは壁が見え、左に開けたときは窓が見える。窓と窓の距離は手をさしのべて隣の窓を開け挨...ている要因として、近代化という思考のグローバリゼーションが介在していることも指摘したい点です...

『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.52-53

[脱芸術/脱資本主義をめぐるノート 7]

資本主義と社会主義の狭間で喘ぐキューバ | 熊倉敬聡

Cuba: Gasping between Capitalism and Socialism | Kumakura Takaaki

今年の一月、初めてキューバに行った。なぜ、キューバなどに行ったのか。 四年前、フランスのグルノーブルで、文化省主催の、フランスの文化政策を学ぶ(学ばせられる?)...ます深めている。しかも、経済と情報のグローバリゼーションの猛威に、キューバと言えど抗しきれず...

『10+1』 No.24 (フィールドワーク/歩行と視線) | pp.31-32

[Urban Tribal Studies 12]

学び/まねび逸れる野郎ども(承前) | 上野俊哉

Unlearning to Raver (Sequel) | Ueno Toshiya

前回、ザグレブの二つのトライブの諍いに巻き込まれた逸話をあげた。同じサイケデリック・トランスのトライブでも、アナキストやパンクスに近いトライブ(Zito Tri...助を受けていた。DiYや社会運動は資本やグローバリゼーションの余白にあるのではなく、むしろその核...

『10+1』 No.25 (都市の境界/建築の境界) | pp.205-214

[ラディカリズム以降の建築1960s-1990s 8]

ミレニアムの都市(後編)──ディズニーランド化×マクドナルド化 | 五十嵐太郎

The City in the Millenium Part 2: Disneylandization vs. McDonaldization | Igarashi Taro

白と灰の融合 一九八九年は東西の冷戦構造が崩壊し、日本では昭和が終わり、時代の変革を象徴づけた年になった。二〇世紀のシステムが終わった年とみることもできよう。こ...諸国を含む全世界で一万四千店を数え、グローバリゼーションの代名詞となった。一九九二年には北京...

『10+1』 No.20 (言説としての日本近代建築) | pp.200-212

[情報空間の地理学 8]

「接続」でなく「切断」を──グローバライゼーションと知識の生産の一元化に抗して | 毛利嘉孝

Not an "Interconnected" but "Monadic" Network: Resisting the Uniformity of Globalization and Knowledge | Mori Yoshitaka

つい先日、「明治初期の知識人の言説における人種の問題」に関する論文を書き英国の大学で博士号を取得した友人が、ニュージーランドの大学に就職することが決まった。彼女はインターネットを通じて公募を知り、メールで願書と既発表の論文を送付し、電話でインタビューを受け(大学側の電話は複数の人間が同時に参加できるような仕組みだったら...

『10+1』 No.12 (東京新論) | pp.39-41

[連載 7]

思想史的連関におけるル・コルビュジエ──一九三〇年代を中心に 7 | 八束はじめ

Le Corbusier in Relation to the History of Inteligence: The 1930s 7 | Yatsuka Hajime

16 一致することと相違すること 前回では「アテネ憲章」がCIAMの内部での総決算などではなく、ル・コルビュジエ個人のヴィジョンとしての側面が強かったことを見、...であり、「ジェネリックなものとしてのグローバリゼーションの時代に世界が描写された都市計画のシ...

『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.177-190

[オルタナティヴ・スペース 1]

自律的な居場所としての〈サイベリア〉 | 木村重樹

<Cyberia> as an Autonomous Topology | Shigeki Kimura

空間論や都市論の専門家でもない自分にとっての「alternative space」なるものは、〈理論的〉な思考対象というよりはむしろ「居場所」ないし「遊び場」あ...氏が本誌で現在展開中であるところの「グローバリゼーションとトライバリゼーションの往還」の先に...

『10+1』 No.14 (現代建築批評の方法──身体/ジェンダー/建築) | pp.33-34

[ラディカリズム以降の建築1960s-1990s 6]

批判的地域主義再考──コンテクスチュアリズム・反前衛・リアリズム | 五十嵐太郎

Rethinking Critical Regionalism: Contexturalism/ Antivanguard/ Realism | Igarashi Taro

野蛮ギャルドの住宅 それは大地に「映える」のではなく、大地から「生える」建築だった。数年前、建築史家の藤森照信氏が設計した《神長官守矢史料館》を見に行ったとき、...ら地域主義が可能となるのか? 経済のグローバリゼーションによる「国家領土の脱国家化」(サスキ...

『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.205-216

[レヴュー]

磯崎新の夢/レム・コールハースの現実 | 浅田彰

Review The Dream of Arata Isozaki/The Reality of Ren Koolhaas | Asada Asada

磯崎新の実現されなかったプロジェクトばかりを集めた「アンビルト/反建築史」展が開かれ★一、それに合わせて『UNBUILT/反建築史』(TOTO出版)という二分冊...九九七年のドクメンタXで発表されたが、グローバリゼーションの理論的分析に重点を置いたこのドクメ...

『10+1』 No.23 (建築写真) | pp.32-35

[新・都市の下層民 7]

働く人/働かない人 | 小倉虫太郎

At Work/Out of Work | Ogura Mushitaro

0 日本とアジアの都市との最大の違いは、働く人間が都市の内部にどう組み込まれているかということにかかっているような気がする。例えば、台湾の都市を歩いてみる。公園...。さらにヴェールホフによれば、経済のグローバリゼーションは、今まで賃労働者であったものを「主...

『10+1』 No.20 (言説としての日本近代建築) | pp.34-35

[東アジア建築世界の二〇〇年 1]

なぜ、東アジア建築世界の二〇〇年か──一九世紀の波、二〇世紀の風 | 村松伸

Why Is There 200 Years of World Architecture in East Asia?: 19th-Century Waves, 20th-Century Winds | Muramatsu Sin

〈一 アジア近代建築をネットワークする〉 一─一 二〇世紀末、アジアを巡る 二〇世紀最後の年の二〇〇〇年、ぼくはあいかわらず、アジアを中心にあちこちをとびまわっ...展は急激な勢いで進んでいる。独自性とグローバリゼーションとの葛藤とをいかに捌くかが、いまの課...

『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.189-200

[都市表象分析 14]

帝国と都市──方法の問題 | 田中純

Empire and Cities: Problems of the Method | Tanaka Jun

1 都市の雛型 アントニオ・ネグリ/マイケル・ハートは、二〇世紀末に現われたグローバルな主権形態を〈帝国〉と定義している(『〈帝国〉』)。〈帝国〉は空間的にも時...な〈しま〉が世界中に無数に発生する。グローバリゼーション状態のなかに沈殿物が発生し、これが〈...

『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.2-11

[現代建築思潮]

オリンピック/都心の郊外──まだ見ぬ郊外論に向けて | 日埜直彦今井公太郎吉村靖孝今村創平

Olympic Game/Suburbs in City Core: Toward Different Suburb Studies | Hino Naohiko, Imai Kotaro, Yoshimura Yasutaka, Imamura Sohei

山の手/下町/サード・ドメイン | 日埜直彦 クーベルタン男爵のコスモポリタニズムに始まったオリンピックが、反転してベルリン・オリンピックに象徴されるネーション...を競う「民族の祭典」となり、しだいにグローバリゼーションのなかで競い合う都市の再開発プロジェ...

『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.48-56

[音響場試論 3]

RW技術の普及とローカル音響場のグローバル化 | 安田昌弘

The Spread of "Read/Write" Technologies and the Globalization of Local Acoustical Fields | Yasuda Masahiro

録音技術の普及 都市を音の響く場として捉え、さまざまな界隈で響く音の空間的な分布を、社会学的、経済学的、あるいはメディア論的な視点から分析し、パリを定点観測の軸として、都市や文化生産(消費)への理解の新たなとっかかりを見出そうというのがこのコラムの狙いであった。初回では音を囲い込み、より精度よく聴き手に向けて送り出す技...

『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.38-39

[図版構成4]

shrinking cities × fibercity @ akihabara 縮小する都市に未来はあるか? ファイバーシティ二〇五〇 | 大野秀敏

shrinking cities × fibercity @ akihabara: Is there a Future beyond Shrinking? fibercity 2050 | Hidetoshi Oono

二〇世紀は発展と膨張の時代でした。一九世紀末に産業革命の技術的成果が出そろい、その果実が一般大衆にも分かち与えられ、人口が増え、生活水準も向上し、市民社会の理念...としています。情報革命も、政治経済のグローバリゼーションも、環境問題も、超高齢化と少子化のい...

『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.168-171

[フィールドワーク]

LINK TOKYO MADRID──都市構造とライフスタイルに関する共同研究プロジェクト | ホルヘ・アルマサン・カバジェーロ伊藤喜彦久野紀光東京工業大学塚本研究室東京大学景観研究室東京大学千葉研究室筑波大学芸術学系貝島桃代研究室慶應義塾大学妹島研究室

LINK TOKYO MADRID: Joint Research Project on Urban Structure and Lifestyles | Jorge Almazán Caballero, Ito Yoshihiko, Kuno Toshimitsu, Tsukamoto Laboratory (Tokyo Institute of Technology), Landscape and Civic Design Laboratory (Tokyo University), Chiba Laboratory (Tokyo University), University of Tsukuba Institute of Art and Design Momoyo Kaijima Lab., Sejima Laboratory (Keio University)

「LINK TOKYO MADRID」(以下LINK)は都市公共空間とそこに展開される生活様式に関する共同研究を目的として、東京とマドリッド(スペイン)の複数の...と観察の「LINK」 久野紀光 国際標準化(グローバリゼーション)の加速にともない、都市空間に国内外...

『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.161-168

[翻訳]

何が(実際のところ)なされるべきなのか?──MVRDVの理論的コンセプト | バート・ローツマ松田達桑田光平

What is (really) to be Done?: The theoretical concepts of MVRDV | Bart Lootsma, Matsuda Tatsu, Kohei Kuwada

MVRDVの仕事はどんな建築家や理論家よりも、民主主義的であると同時に「製作可能(makeable)」であるという西ヨーロッパの社会の伝統に深く根づいている★一...に思われる。実際、個人主義化の傾向はグローバリゼーションの裏面だと言える。それは、伝統的な国...

『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.136-148

[『日本の民家』再訪 4]

郊外町の痕跡 甲州街道再訪 | 瀝青会石川初大高隆

A Trace of the Suburbs: Revisiting the Koshu-Kaido | Rekiseikai, Ishikawa Hajime, Takashi Otaka

「郊外町の生成の模型図」 『日本の民家』の前半の、いわば理論編のなかに、「郊外町の生成」と題された、都市化のプロセスが民家に及ぼす影響を論じた章がある。ここに、...うである。「アーバニゼーション」と「グローバリゼーション」というわけだ。 商業地区に変化した街...

『10+1』 No.46 (特集=宇宙建築、あるいはArchitectural Limits──極地建築を考える) | pp.13-26

[明治期「近代交通業発達」余話 2]

測量地図の集積と物理的基盤の構築 | 山根伸洋

Survey Map Compilation and Building Physical Infrastructure | Nobuhiro Yamane

明治期初頭における電信線路網整備が凄まじい速度をもって進められたことはよく知られるところである★一。例えば東京と長崎とを結ぶ通信は、電信線路整備が郵便線路の整備...かしながら一五世紀に端を発した第一のグローバリゼーションの波が一九世紀においてひとつの臨界に...

『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.40-41

[政治の空間学 1]

chap.1 空間の蒸発──リベラリズムについて(1) | 北田暁大

Chapter 1 Evaporation of Space: On Liberalism 1 | Akihiro Kitada

1 リベラリズムの空間政治学 ミシェル・フーコーはあるインタヴューのなかで次のように発言している。 あなた方には、空間的な用語を活用することは、歴史を、進化、...るプロジェクトであると言えるだろう。グローバリゼーションの進展、資本主義の高度化、世界のシス...

『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.205-213

[1990年代以降の建築・都市 10]

過防備都市 2──戦場としてのストリート | 五十嵐太郎

Fortified Cities 2: Street as Battle Area | Igarashi Taro

排除系のオブジェ ある朝のNHKのニュースだった。半年前程だろうか。広島の地下商店街において、通路のベンチにアーティストがオブジェをつけたことを街の話題として報...こう批判している★四。「アメリカへのグローバリゼーションにはいささかの修正も加えられず、とい...

『10+1』 No.34 (街路) | pp.199-207

[音 3]

音の仕上がりの外側で | 東琢磨

Outside Manufactured Sound | Higashi Takuma

ポピュラー・ミュージックのハイブリディティ ポピュラー音楽におけるハイブリディティについて語られている音楽ジャーナリズムの言説は、ハイブリディティという音のかた...。それがロック以降のポピュラー音楽のグローバリゼーションを体現するひとつのかたちでもあるのだ...

『10+1』 No.16 (ディテールの思考──テクトニクス/ミニマリズム/装飾主義) | pp.36-38

[論考]

島(シマ)=現代の中世都市・香港 | 木下光

Hong Kong as Island, the Contemporary Medieval City | Kinoshita Hikaru

0 非生産都市=香港 香港という都市は、如何にして成立しているのか。例えば、香港における農業・漁業のGDP(国内総生産)に占める割合はわずか〇・一パーセントにす...れに伴う国家の境界の希薄化といった、グローバリゼーションという括りが一般的に与えられるかもし...

『10+1』 No.21 (トーキョー・リサイクル計画──作る都市から使う都市へ) | pp.177-186

[「悪い場所」にて 7]

美術批評という戦後体制 | 椹木野衣

Art Criticism and Postwar Structure | Sawaragi Noi

わたしも会員のひとりである「美術評論家連盟」という組織があって、今年で五〇周年を迎えるという。それにあわせて先頃「日本の美術評論のあり方」と題する記念シンポジウ...う過激に推し進められたのが、冷戦からグローバリゼーションへと至る時代であった。すでに廃墟化し...

『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.25-26

[グローバリズム 2]

ナショナリズムとその美学化 | 八束はじめ

Nationalism and Its Idealization | Yatsuka Hajime

...ま学芸文庫、一九九三)。 ★三──Rem Koolhaas, "Globalization", S. M. L. XL, 010 Publishers, 1995. ★四──Karatani Koji...

『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.230-238

[論考]

八〇年代リヴィジョニズム | 日埜直彦

80's Revisionism | Hino Naohiko

1   なぜ八〇年代なのか リヴィジョニズム リヴィジョニズム=re-vision-ism、という言葉を聞いたことがあるだろうか。ちょっと耳慣れない言葉かもし...ア上に現われた。八〇年代とは、日本がグローバリゼーションのメジャー・プレーヤーとして浮上する...

『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.78-92

[批評]

他者が欲望する黒船都市、トーキョー──ねじれたトポロジーの表出 | 五十嵐太郎

The Other's Black Ship Tokyo: The Manifestation of a Torsional Topology | Igarashi Taro

...二五日号。 ★二〇──R. Koolhaas, "Architecture and globalization", Reflections on architectural practices in the nineties, prince...

『10+1』 No.12 (東京新論) | pp.80-90

[批評]

テレポリス──デジタル時代の都市空間 | フロリアン・レッツァー武村知子高橋伸幸

Telepolis: The Dream of a Net/Media Era Capital | Florian Rözer, Tomoko Takemura, Nobuyuki Takahashi

ネット・メディア時代の首都の夢 ドイツの新首都ベルリンは、奇しくも意義深い一千年紀転換の直前にヨーロッパ最大の建築現場となった。単にドイツという国の首都の(再)...、それに伴っていや増しに加速してゆくグローバリゼーションならびに脱中心化の動きが、論争のテー...

『10+1』 No.13 (メディア都市の地政学) | pp.105-114

[対談]

コンパクトシティ──都市批判としての都市をめぐって | 南泰裕太田浩史

Compact City: On the City as a Criticism toward the City | Minami Yasuhiro, Ota Hiroshi

1    コンパクトシティ論の背景 南——最初に、なぜメガロポリスやメトロポリスという大都市ではなく、コンパクトシティやスモール・シティといった中小規模の都市を...ろと違いがあるように見えて、一方ではグローバリゼーション、ユニバーサリズムによる都市の均質化...

『10+1』 No.31 (コンパクトシティ・スタディ) | pp.58-72

[論考]

都市に抗する都市 小都市の多数性と可能性をめぐって | 南泰裕

Regarding the Multitudinous and the Possibility of a Small City | Minami Yasuhiro

1    メガロポリスの外部 世界的な人口増加や交通手段の発達などにより、二〇世紀が都市化の世紀となるだろう、ということは、多くの識者によって早くから予測されて...能が絶えず再生産されて人々を吸収し、グローバリゼーションの後押しを受けて過剰にドライヴし続け...

『10+1』 No.31 (コンパクトシティ・スタディ) | pp.109-122

[対談]

ポストモダン一九六八─八九──近代批判としての | 磯崎新五十嵐太郎日埜直彦

Post-Modern 1968-89: As Criticism of Modernism | Isozaki Arata, Igarashi Taro, Hino Naohiko

1 『ポスト・モダニズムの建築言語』の時代背景 日埜──今回の特集のテーマは「八〇年代建築を読み直す」としています。ポストモダンの建築に対する評価、あるいは距離...世界の経済をほとんど一本化しながら、グローバリゼーションの名のもとに閉鎖して孤塁を守ろうとし...

『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.62-77

[翻訳論文]

『Cities for a Small Country』イントロダクション──都市の未来はどうなるのか? | リチャード・ロジャースアン・パワー樫原徹

"Cities for a Small Country" Introduction: What Is the Future of the Cities? | Richard Rogers, Anne Power, Kashihara Toru

バルセロナは数十年に及ぶ衰退から回復した産業都市であり、それは「アーバンスペース」という概念により市民を活気づけつつ、成し遂げられた。一九七九年、四〇年間、二世...類稀なポジションを手に入れた。それはグローバリゼーションと環境問題という事態が招いた都市間の...

『10+1』 No.31 (コンパクトシティ・スタディ) | pp.155-164

[鼎談]

廃墟・建築・零年──建築家はいかにして可能か | 鈴木了二西谷修小林康夫

Ground Zero, Architecture, The Year Zero: How the Architects are | Suzuki Ryoji, Osamu Nishitani, Yasuo Kobayashi

均質空間の崩壊 鈴木了二──「美術」と「建築」というテーマが設定されているようですが、建築には実は、どこからどこまでが建築っていうような枠組みはないんじゃないか...っても全部同じになってしまう。均質なグローバリゼーションで北海道から九州まで全部同じ街並みを...

『10+1』 No.27 (建築的/アート的) | pp.54-72

[対談]

移動とツーリズム | 今福龍太吉見俊哉多木浩二

Migration and Tourism | Imahuku Ryuta, Yoshimi Syunya, Taki Kouji

旅 — 観光と人類学のパラダイム・チェンジ 多木…今日は今福さんと吉見さんとの対談であって、私はオブザーバーなんですが、最初に今日話していただきたいことを、問題...かに現在の観光現象は、新しい現代的なグローバリゼーションの文脈の中で生まれてきたものです。そ...

『10+1』 No.02 (制度/プログラム/ビルディング・タイプ) | pp.170-186

[論考]

01:国際化するヨーロッパ建築 | ハンス・イベリングス佐藤美紀

The Internationalization of Architecture in Europe | Hans Ibelings, Sato Miki

ヨーロッパにとって、二〇世紀最後の二〇年間は混迷の時代であった。東欧の共産政権の崩壊、東西ドイツの再統合、欧州連合(EU)内部での統一の加速、バルカン諸国の戦争...ほとんどは欧州統合ではなく、進行するグローバリゼーションの過程を示すものとして解釈するべきな...

『10+1』 No.22 (建築2001──40のナビゲーション) | pp.74-77

[論考]

風景/視線のポリティクス──ストリート・音・スペクタクル | 小倉虫太郎酒井隆史

Politics of CityScape and Vision: Street/Music/Spectacle | Ogura Mushitaro, Sakai Takashi

ストリートをめぐって 小倉 「ストリート」という言葉から思い浮かぶのは、寺山修司の「書を捨てよ街へ出よう」というメッセージですね。60年代後半の街頭闘争の流れの...本主義暴動があったんですが、それは、グローバリゼーションが暴力的な開発に結びついていることを...

『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.88-96

[対談]

素材・エンジニアリング・構法──あるいは建築のヴィジョンをめぐって | 難波和彦松村秀一

Material, Engineering, and Systems: Concerning the Vision of Architecture | Namba Kazuhiko, Matsumura Shuichi

素材/エンジニアリング 難波和彦──今日の対談のテーマは、素材がどう建築を変えるかという問題なんだけども、実を言えば素材が建築を変える時代はもう終わっているとい...いう感覚が起こるのではないですか。「グローバリゼーションに何となく身を委ねていると駄目になる...

『10+1』 No.28 (現代住宅の条件) | pp.58-73

[建築を拓くメディア]

磯崎新における「日本的なもの」 | 日埜直彦

Peculiarity of Japanese Architecture in Arata Isozaki | Hino Naohiko

「磯崎新を軸に日本建築史を読みなおす」。これがこの小論に課せられたテーマである。磯崎新の近年の日本を主題とした著作、『空間の行間』(福田和也との共著、筑摩書房、...りされている。固有性を商品化していくグローバリゼーションのなかで、日本の固有性もまた自立的で...

『10+1』 No.38 (建築と書物──読むこと、書くこと、つくること) | pp.118-121

[批評]

「節合」する都市論──アーバン・スタディーズからカルチュラル・スタディーズへ | 毛利嘉孝

On the Articulated City: From Urban Studies to Cultural Studies | Mori Yoshitaka

一九七六年夏、ノッティングヒル・カーニバル。その翌日の新聞は、この年のカーニバルを「この夏一番暑い日」と報じた──。 八月の最終週のバンク・ホリデイを含む二日間...の空間』(Morley & Robins, 1995)やホールがグローバリゼーションによる空間の変容について論じたエッセ...

『10+1』 No.07 (アーバン・スタディーズ──都市論の臨界点) | pp.141-153

[論考]

民族誌的シチュエーショニズム | 上野俊哉

Ethnographic Situationism | Ueno Toshiya

ギィ・ドゥボールは果たして街路(ストリート)を愛していただろうか? 彼は街路で考え、書く人間だったのか否か? 答えやすいようで、実は答えにくい問いである。 この...の都市や街路で繰り広げられた反戦や反グローバリゼーションのデモや、パーティやカーニヴァル(祝...

『10+1』 No.34 (街路) | pp.97-105

[論考]

要塞化する街路──監視テクノロジーと対抗的な文化実践 | 毛利嘉孝

Fortification of the Street: Monitoring Technology and Counter-Cultural Practice | Mori Yoshitaka

監視カメラの氾濫 二○○三年二月、ロンドンに渋滞税(コンジェスチョン・チャージ)が導入された。これは、ロンドンの一定区域内を自動車で通行する際に、一日五ポンドの...とつの巨大なシステムに統合されさらにグローバリゼーションと結びつき始めている。ヴィルノの言う...

『10+1』 No.34 (街路) | pp.106-112

[論考]

「全球都市全史学」のミッションとは何ですか? | 村松伸

What is the Mission of the Whole World City Historical Study? | Muramatsu Sin

質問への答を出す前に、なぜ「全球都市全史」というような大風呂敷を広げようと思ったかを述べておきたい。一言で言えば、「五十而知天命」(『論語』)。五〇歳にして天命...。人口増加はなぜ起こったのか。現在のグローバリゼーションが都市にどんな影響を及ぼしているか。...

『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.120-121

[翻訳]

移動の意味 近代と機動性 | フランソワ・アシェール桑田光平

Les Sens du Mouvement: Modernités et Mobilités | François Ascher, Kohei Kuwada

移動はわれわれの社会の力学(ダイナミクス)の中心にある。社会的、経済的、都市計画的に言ってそうなのである。それほど大仰な言葉を用いなくても、ただ生活の中心に移動...方の質を変容させるのだと考えられる。グローバリゼーション、地方に対する新しい位置づけ、経済開...

『10+1』 No.45 (都市の危機/都市の再生──アーバニズムは可能か?) | pp.169-178

[論考]

離散的ランドスケープは 二一世紀のヒューマニズムを獲得できるか? | 槻橋修

Can a Discrete Landscape Obtain Twenty-First Century Humanism? | Tsukihashi Osamu

離れ、散らばること 一九九七年五月発行の『10+1』No.9において、私の初めての論考「観測者のランドスケープ──離散性、あるいは不連続性と『形式』の問題」を寄...要がある。この信念がない限り、建築はグローバリゼーションと高度情報化の波に死滅されられるので...

『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.134-135

[論考]

建築と言葉とメディアの関係はいまどうなっていますか? | 今村創平

What is the Relationship of Buildings, Words, and Media Now? | Imamura Sohei

なぜ建築を扱うのに言葉が必要なのかは、これまでにも繰り返し問われてきた。そして、このところ建築と言葉の仲は、うまくいっていないのではないかという問いは続けて発せ...要には軸となる方針が見えないことや、グローバリゼーションといった現実の急速な変貌への戸惑い、...

『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.152-153

[論考]

アクト城中村・新都市抹消の法学 | 上原雄史松下希和

Jurisprudence on the Erasion of the New Urbanity: ACT- the Village Within the City | Uehara Yushi, Kiwa Matsushita

ふと見ると、折り重なるように建った小さな構造物が、現代中国の都市風景、つまり中国政府が「現代の田園都市」と命名した高層ビルが散逸する街並みを、無作法に遮っていた...で増殖する驚異的な断絶を目撃した時、グローバリゼーションの統一した成功などという白昼夢は打ち...

『10+1』 No.50 (Tokyo Metabolism 2010/50 Years After 1960) | pp.198-216

[翻訳]

余剰人類? | マイク・デイヴィス篠原雅武

A Surplus Humanity? | Mike Davis, Masatake Shinohara

...ワゾー 一九七八年以来のネオリベラルグローバリゼーションによる構築術の残忍さは、後期ヴィクトリ... ...、搾取の原始的な形態がポストモダンのグローバリゼーションにより新たなる生を与えられたのだと言...

『10+1』 No.45 (都市の危機/都市の再生──アーバニズムは可能か?) | pp.121-137

[論考]

「ヴァーチュアリズム」のなかの公園 | 酒井隆史

Park in ʻVirtualismʼ | Sakai Takashi

天王寺公園 嘘のやうだ 十年の歳月が流れたとは 路端の風にあふられる新聞屑 ところきらわず吐きちらされた痰唾、吸殻、弁当殻 藤棚のある運動場 雨水の滲みこん...客都市論」へと結実するこの流れは、「グローバリゼーション」が「人の流れ」を活性化するという前...

『10+1』 No.45 (都市の危機/都市の再生──アーバニズムは可能か?) | pp.113-120

[シンポジウム]

カウンターカルチャーと建築──アーキグラムの一九六〇─七〇年代 | ピーター・クックデニス・クロンプトンデヴィッド・グリーンマイケル・ウェブ磯崎新五十嵐太郎

Counterculture and Architecture: Archigram's 1960-70s | Peter Cook, Dennis Crompton, David Green, Mike Webb, Isozaki Arata, Igarashi Taro

アーキグラムとカウンターカルチャー 五十嵐──「アーキグラムの実験建築一九六一─一九七四」展は、展示の構成を巡回しながら少しずつ変えていくもので、アーキグラムの...いですけどね。今日、いくぶん批判的にグローバリゼーションと呼ばれているものは、六〇年代初めに...

『10+1』 No.39 (生きられる東京 都市の経験、都市の時間) | pp.174-184

[万博という問題系 3]

年代記的に──浅田孝、瀧口修造、六〇年代 | 磯崎新五十嵐太郎小田マサノリ

Arata Isozaki ×Taro Igarashi and Masanori Oda | Isozaki Arata, Igarashi Taro, ODAMASANORI

丹下研究室の浅田孝 五十嵐──磯崎さんと万博の関わりを整理しておくと、まず大阪万博の現場でテクノロジーの最前線におられたと同時に、反博のアーティストらとも交流を...ューを上げるわけですよ。これは一種のグローバリゼーションのメカニズムと似ているわけです。マー...

『10+1』 No.36 (万博の遠近法) | pp.96-111

[特別寄稿]

東京のエスニシティ 「アジアの新宿・池袋」を彷徨う | 鈴木久美子

Tokyo Ethnicities: Wandering around and Asian Shinjuku and Ikebukuro | Kumiko Suzuki

0 二〇〇五・夏──大久保・百人町界隈 梅雨明け後のある暑い日。久々に新宿区の大久保・百人町界隈を歩く。一年前に居を静岡に移した後も、週に一度、東京の大学での講...〇〇票の調査票自体が、八〇年代以降のグローバリゼーションの進展に伴い、日本社会、とりわけ東京...

『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.270-283

[翻訳]

グローバル・シティ | リヴィオ・サッキ横手義洋

La citta` globale | Livio Sacchi, Yoshihiro Yokote

今日、東京は経済発展を遂げた世界で最大の都市cittàである。ここで用いる「都市città」という用語はおそらく不適当で時代遅れの感さえあるのだが、より適当な言...まるでちがう。現代人がさらされているグローバリゼーション、その結果としての同質化の波が拡大し...

『10+1』 No.43 (都市景観スタディ──いまなにが問題なのか?) | pp.152-161

[対談]

都市再生のアクチュアリティ | 北沢猛太田浩史

The Actuality of Urban Regeneration | Takeru Kitazawa, Ota Hiroshi

都市再生運動の状況 太田浩史──今日は北沢先生とお話したい点が三つほどございます。第一に、現在、多くの建築家が都市再生にコミットメントを試みているという状況につ...業の分布はかなり変わってきています。グローバリゼーションのなかで、大企業はリストラしながら合...

『10+1』 No.45 (都市の危機/都市の再生──アーバニズムは可能か?) | pp.62-77

[インタヴュー]

アルゴリズム的思考と建築の「新しいリアル」 | 伊東豊雄フロリアン・ブッシュ柄沢祐輔

Algorithmic Thinking and "The New Real" in Architecture | Ito Toyo, Florian Busch, Yuusuke Karasawa

セシル・バルモンドとのコラボレーション 柄沢祐輔──伊東さんはロンドンの《サーペンタイン・ギャラリー・パヴィリオン》などのセシル・バルモンドさんとのコラボレーシ...めてペシミスティックになっています。グローバリゼーションの波に押しつぶされないという点で、ヨ...

『10+1』 No.48 (アルゴリズム的思考と建築) | pp.82-93