1964年生まれ。建築史。東京理科大学工学部建築学科助手。
(最終更新:2009年3月31日)
[批評]
『ラ・ロッシュのアルバム』は、ル・コルビュジエの『全作品集』の一部であるともいわれている★一。実際それは、『全作品集』と同じような装丁であり、サイズも横長の長方形と似通ったもので、全八巻のこれら作品集のためのイントロダクションともいえるものである。特に、一九一〇年から二九年の作品を扱う第一巻の内容についての構想が、この...
『10+1』 No.10 (ル・コルビュジエを発見する) | pp.123-128
[都市史/歴史]
都市史における五つの潮流 一九九〇年代の都市史関係の文献を回顧すると、それには大きく分けて次の五つの潮流があるように思われる。まずひとつめは新たな都市権力論の登場であり、二つめは建築における都市「公共性」論の確立、三つめは八〇年代から培われた場所論の展開、四つめは景観・風景論の萌芽、最後の五つめは学際的研究の深化による...
『10+1』 No.19 (都市/建築クロニクル 1990-2000) | pp.120-123
[論考]
目次 はじめに 1-1 共同の署名「ル・コルビュジエ・ソニエ」:オザンファンの証言 1-2 「ル・コルビュジエ・ソニエ」を独占しようとしたジャンヌ...ヌ『カーンワイラー』[Assouline, 1988]本誌10号岩谷洋子氏稿参照。 ★四〇──『新精神』誌の発行を停...
『10+1』 No.11 (新しい地理学) | pp.199-220
[批評]
プロローグ──ある空中散歩 一八五八年の冬、ナダールは飛んだ。操縦士のゴダールと気球に乗って。雨まじりの空を八〇メートルほど上昇し、すぐに降下したのだったが。こ...ピア』から『ノー・トピア』まで」横手義洋・岩谷洋子他訳(『未来都市の考古学』一九九六年)。 ★...
『10+1』 No.07 (アーバン・スタディーズ──都市論の臨界点) | pp.154-167